グリーン調達

 最近、大手企業が仕入先に推進しているグリーン調達に関して
私が体験したことをお話ししたいと思います。

たぶん、今後は様々な分野で、同様のグリーン調達がはじまり
環境活動による新しい取引関係がスタートすると思いますので、
今後の中小企業経営のご参考になれば幸いです。


私が最初にグリーン調達に関ったのは、数年前に地元大手企業から
「仕入先への環境活動支援をしたいのですが、相談にのってほしい」という
依頼からです。


通常は、環境部署やISO関係の担当者からの相談が多いのですが
今回は、調達部署からの相談。


「なぜ、調達部署から???」


と思いながら相談に伺うこと、担当者からは、これから仕入先に実施しようとする
グリーン調達ガイドラインの説明がありました。


グリーン調達とは、従来の調達基準である、品質、納期、価格に加えて
環境を調達基準に追加して、環境に配慮した取引をすることで、
今後は、環境に配慮した製品を環境に配慮した企業から取引するというもの。


「それは、すごいですね。さすが大手は先進的ですね。」と思いながら、
具体的にどうするのかと聞くと、


?環境に配慮した製品は、海外のRoSH指令などに対応した製品を購入すること

?環境に配慮した企業とは、ISO14001やエコステージなどの外部認証を取得すること


そこで、「そうですか。でも仕入先には、大手もあれば中小から零細企業も
あると思いますが、対象はどこまでですか?」と聞くと


対象は全ての取引先です。との答え。


「それは大変ですね。すべてといいますと、何社くらいありますか?規模の小さい
事業場はどうしますか?」と聞くと


対象は数百社あります。小さいところは数名の事業場もありますとの答え。


「ええっ、でも、実際小さいところはグリーン調達基準を達成するのが難しいと思いますが
もし達成できないと、どうなりますか?」と質問すると


環境も品質や価格と同じ調達基準ですので、達成できないと調達基準未達という
ことになります。


「え〜そうすると、取引できなくなるのですか?」


そうならないよう、十分な猶予期間を持たせ、理解をしていただけるよう、十分な説明と
フォローをしたいと思います。との答えでした。


「それは良かった。従来の取引関係もありますから、十分な説明をして、取引先にも理解を
してもらうことが必要になると思います。で、当社は何をすれば良いのでしょうか?」


実は、仕入先へのグリーン調達の説明を、できるだけわかりやすく説明してほしい。
また、フォロー体制を考えてほしい、というのが今回の依頼内容でした。


                                             ・・・続く。